秋の風に
何もかもを入れ替えるように...
北の風は冷たさを増し吹き、
まだ留めておきたい思いまで持ってゆく...
慌てた蝉たちは陽射しに鳴き...
吹かれに散る秋の初めにさ迷い響く
森は森として動き、
樹木は樹木ゆえを脱しない
そこから散る必然が、
そこから散る偶然が、
底辺の命を包んでいく
君らはそこにいて...
僕もまた、
そこにいる
おい........
カバかい!
アンバーに突っ込みを入れたところで......
............もとい
なんとか生きてたねー、
今日の森に
わずかな陽射しが......ありがたいねー
今年は、
どんぐりが落ちるのが早い気がします
ドスドス......ボトボト......
次から次に、大地を叩きます
あ、
子供たちの声が響いてきた...
デング熱騒ぎで、
すっかり森に人が減った今日この頃。
なんだか、
こういう潔さは、嬉しい
森は色を沈め、
徐々に色を抜いてゆく
僕だけが留まっているわけには、いかないね
もうあちこちにリードが張りっぱなしだ
ねっ
おまえもカバかい!!!!
ハイ、デナリ
注意しておいて!!
............もとい...
小さな小さな一文が浮かぶ...
秋霜にひしがれ枯れた、名もない草は、
早くも、来年の夏を希望する。
そして、その刹那から人知れず孜々として、
更正の準備にとりかかりつつあるのを見よ。
人生は、また希望である。
人生が希望なら、
僕らは他命に楽園を保証しなければならない。
それがきっと
ぼくら人生の希望なのだと思うから。
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