まだ迎える前だけれど...
迎えたわけでもないのに、少し偉そうに思うけれど...
ココロのことを書きます。
ココロのことを知ったのは、
たしか11月末頃の事だったと思います。
ニュースの記事で見て、
富士山犬や、崖っぷち犬のことを、思いました。
すぐに、
手厚い看病をしている動物病院に電話を入れました。
里親希望者は複数きているもよう...
その瞬間は安堵するのですが、
瞬間の先にある現実は...
僕らが築くか、あるいは容認してきた現実は、
安堵を容赦なく拭い去ります。
ブルーの死があり...
アイガーの複雑骨折が繋がったことがあり...
ライの手術があり...
それはそれ、
これはこれ、
僕らが築いた今の世は、
いつだってスマートさを求めてやまない。
それでもココロの事が気になり、
写真の横顔の、
あの目を見てしまったからには、唇を噛むしかなく。
傲慢で、勘違いで、
傷つけてばかりの己の無様さなのですが...
それでも、
あの目を和らげ、
いつの日か大きく深く深呼吸をしてもらい、
まぁいいか、
と、
安らげる日を.........
と思い、
二度目の電話を入れたところ、
どの希望者さんも辞退したようで...
決まりかけた話もあったようなのですが...
ご家族のご反対もおありになった.....いや、あった....か、
あったようで....
誰もいなくなって...........いました。
あの横顔に、
あの目に、
これ以上何を強いるのでしょう。
さらなる裏切りを...
それを与える先の苦悩を、
誰が想像するのでしょう。
僕らはすでに生きる為に、
今ではそれが方便にも聞こえるほど軽くなっていますが、
とにかく、
今を維持するために殺し食っている。
それはとてつもなくナイーブで、
動物としての人間にまで話は掘り下げられることだけど、
生きるため、
を、
良しとしているわけではないけれど
それ以前の命を、その心を、
置き去りにすることなどできやしない。
偉そうに長々と......
やっぱり、偉そうです。
痛めつけられ、見放された命を、
懸命に救い、愛し、繋げようとしていた人たちがいた。
その努力と想いと技術と...
その全てにお膳立てされ、
傷も癒され、
心も癒えつつある。
その大変なところの苦労は背負わず、
体よく迎えさせてもらう。
それが、実情です。
心
ココロ
ニュースを.......見た。
ひもで口元縛る?裂傷の犬置き去り 福井市の動物病院に
(2014年11月27日午前7時30分)
口の周りに線状の深い傷を負った雑種犬1匹が、福井市の動物病院に10月、
置き去りにされていた。
細いひものようなもので口元を縛られていた可能性が高いとみられる。
犬を保護した院長は「縛っていたのならば、愛護精神に反する行為。
かわいそうだと思わなかったのだろうか」と嘆いている。
犬は10月3日朝、同市花月3丁目の「さくら通り動物病院」前で見つかった。
ピンク色の首輪をしており、リードで入り口近くにつながれていた。
北岡大輔院長(40)によると、傷は幅約1センチで両あごを一周する形で皮膚が削られたような状態だった。
犬は2~4歳の雌で、発見時はかなりやせ細っていたという。
発見から2カ月近くがたち、体力的には回復しているが、
上唇と下唇の一部が欠損しており口を閉じても歯が見え、傷痕は痛々しい。
病院の監視カメラには同日午前1時ごろに、
車で訪れ入り口近くに犬をつなぐ人物が映っていた。
病院は同5日に福井署に届け出て、同署が映像確認などを行っている。
昨年9月に施行された改正動物愛護管理法は、
虐待に対する罰則を強化した。
また、石川県では男性会社員が飼い犬の前脚2本と口を
それぞれ結束バンドで縛って擦り傷を負わせたとして、
同県警が今月、同法違反の疑いで会社員を書類送検している。
北岡院長は「(置き去りにした)結果を見ると、
縛っていた口の周りがひどい状態になっていることに気付き、
それで捨ててしまったように映る。
動物の命を軽んじないでほしい」と話す。
病院は傷ついた犬の新しい飼い主を探している。


現在体重は5kgほど

手厚く看病され、
優しい心にも触れ、
君のあの目は深さを取り戻しつつある。
どれを想像しても、
なにを想像しても、
君には謝る言葉しか思い浮かばない。
それでもそこに愛があり、
ここにも、
愛はあると思っている。
それしかないのだけれど...
ここにいつでもいるからさ。
君も、
これからずっと、
ここに居よう。